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豊田ブログ ジョンレノンを語れ その2
2020年2月 8日

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こんにちは、大子町出身の豊田です!!

今回は前回の「ジョンレノンを語れ」その2として雑誌pen誌の記事から抜粋してジョンについて語らせて頂きます。

興味深い記事として日本を代表する美術家の横尾忠則氏が1971年に夫人のオノヨーコさん経由でニューヨークにあるジョンの住む高級アパート・ダコタハウスに招かれた時のエピソ―ドが掲載されていました。
同じエピソードが30年位前に作家・山川健一氏が編集する音楽雑誌に横尾氏が寄稿していたのを思い出したので、その時の記事と合わせて人間・ジョンレノンを語らせて頂きます。
33.jpg
横尾氏の回想の中で一番私が驚いたのはジョンの曲作りの方法です。
ジョンを目の前にしたら横尾氏ならずともファンであればどうしたら、あのような素晴らしい曲を作れるか聞きたくなるのは当然ですね。

ジョンの回答は、単純でした。
「そんなの簡単だよ。例えばこの曲のここの部分と別のこの曲のこの部分を合わせるのさ」
部屋の床に無造作に置かれた何枚かのアメリカのガールズグループのドーナツ盤をターンテーブルの乗せると、ほんの数分で曲を作ってしまったというのです。
ロック界一の巨星・ジョンレノンですから、きっとアーティスティックなアプローチで曲作りをしていたのではないかと想像していたので当時の私は至極、驚きました。

アーティスティックどころか「職人芸」ともいえる作曲法。
何もないところから何かを創造するのではなく、身近にある他人の作ったものを継ぎはぎで合わせていくという、ある意味効率の良い創造ではなく生産に近い行為ですね。
こちらが勝手にアーティスト・ジョンレノンのイメージをつくり上げていたのですが内実は違っていました。

そんなジョンの手を横尾氏がふと見ると親指が指圧の先生みたいに大きかったそうです。
横尾氏曰く、「ギターをずっと弾いているからです。やっぱり天才は一夜にしてならずですね」

こういった話しを聞くと努力となりふり構わない泥臭いやり方で世界の音楽シーンでのし上がっていったのかなと思いジョンレノンの人間臭さを感じずにはいられませんでした。

それにしてもジョンと3日間も一緒に過ごしその素顔を見れた
横尾さん、なんとも羨まし限りです。 横尾氏のジョンに対するその記憶は今も鮮明に残り、氏の心を明るく照らしているそうです。

【 豊田ブログ ジョンレノンを語れ その2 】
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